思いたって海外にきてみた。#6「ホストマザーとNice to meet you!!」
“ホストマザーとNice to meet you!!”
ダブリンから私がこれから住む街まではバスを乗り継ぎ1時間半ほど。
まずはドミトリー前のバス停から乗車します。
ドライバーさんにしっかり行き先を確認し、機械にカードをタッチし乗車。
2回目なので初回ほどの緊張はありませんがやはりなんだか違和感。
「なんかみんなと違うんだよなぁ...」
途中のバス停で降り、同じバス停にくる別のバスに乗り換える予定。
ただ、乗り換え時間は4分。
日曜日ということもあってバスはどんどん遅れます。
案の定、乗り換える予定のバスには乗れず。
次のバスまでは1時間。
到着するバス停まではホストマザーが迎えにきてくれるということで、事前に到着時間を連絡していたのですが、「ごめん、遅れます。」と再度連絡。
大荷物とともに待ちます。
待ちに待ったバスがようやくきて、意気揚々と乗車。
あれ?タッチする機械がない。
違うタイプのバスだったようで運転手さんに確認。
私「〇〇まで行きたいです。クレジットカードで支払えますか?」
運転手さん「クレジットカードは使えないよ。Leapcardか現金じゃないと。」
私「...ん???」
なんと、アイルランドのバスはLeapcardという日本でゆうsuicaのようなカードか現金でしか乗車できないとのこと。
私は今まで機械にクレジットカードでタッチしていましたが、違和感の正体はこれ。
本来はLeapcardでタッチしなければいけなかったようです。(なんと2回もタダ乗りをしてしまっていました...カードの決済履歴にももちろん何もなし...本当に本当にごめんなさい...)
さらに状況は最悪。
もちろんLeapcardは持っていません。
そしてクレジットカード社会だと決めつけ、€の現金は一切持っていませんでした。
ダブリン市内ならまだしも幹線道路沿いにポツンとあるバス停。
最寄りのお金をおろせる場所もわからなければ、おろす方法もわかりません。
1時間待ったバスにも乗れないのか...
どうしよう、このままじゃステイ先に辿り着けない...
半泣き状態の私。
するとバスの運転手さん。
私になにやら紙を手渡してくれました。
その紙を見ると「€0.01」の記載が。
顔をあげ、運転手さんのほうをみると。
“パチン”とウインク。
...!
なんと、私を行き先のバス停まで乗せてくれるとのこと...;;;
PCとi-Padを拾ってくれた1人目の神に続き、2人目の神に出会えた瞬間でした。
と同時に自分のあまりの不甲斐なさに深く深く深く深く反省。
自分がこんなにもポンコツだとは思いませんでした。
いろんな人に助けてもらい、ついに目的地に。
本当に本当にありがとう;;;と運転手さんに改めてお礼を伝え下車。
迎えにきてくれていたホストマザーとも無事に合流でき、これから8ヶ月お世話になる家になんとか辿り着けました。(その8ヶ月の間になにかのカタチでアイルランドにご恩を返そうと荷解きをしながら心に誓いました。私を助けてくれた方々、本当にありがとうございました。)
翌日からさっそく学校が始まります。
60日間で1冊やり切れるという単語帳は結局やり切れず、事前学習はまったく不十分の状態で挑みます。
果たして英語力ゼロの私がやっていけるのでしょうか。
不安。
次回、語学学校初日。
思いたって海外にきてみた。#5「これがDublin...!!」
“これがDublin...!!”
空港には夜着いたので、早く寝たい一心ですぐに市内へ移動。
ありがたいことに3泊する予定のドミトリーの目の前がバス停。
そこまで行くバスに乗り込みます。
さっきまで降っていた雨は奇跡的に止み、大荷物とともに濡れずに乗車できました。
不安すぎたので運転手さんにもたどたどしい英語でなんとか行き先を確認して、他の乗客の皆さんの見よう見まねでカードをタッチ。
「ん?これであってる?」
と少々の不安を感じながらもバスは無事に出発。
大荷物ゆえ席には座れないため、極力皆さんの邪魔にならないよういい感じにくぼみにハマって揺られること40分ほど。
無事に到着してチェックイン。
久々の海外の大人数ドミトリー。
通路が狭く、大荷物置けるかな...と心配になりましたが、運よくいちばん奥のベットの2段目だったためなんとか置き場所を確保できました。
ちなみに、
・1部屋16台のベッド(男女混合)
・シャワー/トイレは男性用1/女性用1(トイレとシャワーは一体)
・タオルなし
・朝ごはん付き(簡易的)
という感じで、なんと1泊€36.2。
高いー。
来月1ヶ月ホリデーを取りヨーロッパ4ヶ国をまわる予定ですが、費用をおさえようとすべてドミトリー泊にしたにもかかわらず平均€40前後。怖い。
スイスは特に高く、観光地だと€50〜60平気でします。怖い。
でもこんな近くに行ったことのない国がたくさんあるのに行かないという選択肢はなし。
可能な限りヨーロッパをちょろちょろしたいと思っています。
おっと、話がそれました。
宿に着き2日ぶりにシャワーを浴びてさっぱり。
翌日からのタスクは「携帯のSIM購入」くらいしかないので、アラームをかけずに就寝。
BGMはどこからともなく部屋に響きわたるいびきの三重奏。
気にせず寝られる体質です、おやすみなさい。
...。
まぶしさで目が覚めました。
基本雨と聞いていたのですが外を覗いてみると驚くほどの快晴。
こりゃ今日SIM買いに行くしかないなと準備。
朝ごはんはこんな感じ。
食に無頓着な私にはじゅうぶん。
そしてなんと牛乳がめちゃくちゃおいしい。あまい。
あとはnutella置いてくれてありがとう。塗りたくります。
個包装になっているドーナツもあったのでありがたく2つほどリュックに忍ばせました。
出発。
外、寒。
ぴっかぴかの青空ですが気温は低め。
とはいえいい天気に感謝。
SIMは日本にいるときに調べたり聞いたりして3(three)の€20のプランにすることに。
アイルランド国内ではデータ無制限、他のEU国内では19GB、Three同士の通話は無料、他社との通話は60分まで、text無制限という感じです。
ショップに入って「SIMほしいですー。」というと15分くらいですべて完了。
SIMを取り出す用のピンをわざわざ買って持ってきたけど、普通のクリップで代用できます。
お店にも置いてくれているのでご安心ください。
日本にいたときは月々1GB以内におさめるため基本機内モードで生活していた私。
国外に出てきてまさか機内モードを外し無制限でがんがんデータを使う日がこようとは。
ちなみにThreeは28日ごとのtop upが必要です。
自動で引き落としもできるし、お店に行ってお願いすることもできます。
あ、あとカメラのシャッター音は消えます。
しーんとしたところでも気にせず写真撮り放題です。
必要なタスクを終えた私はひたすら街をぶらぶら。
海外にきたなぁという景色でようやく実感が湧いてきました。
そして着々と近づく人生初のホームステイ。
うまくやっていけるかなぁと一抹の不安を抱えつつ、次回いよいよステイ先へ移動します。
海外で暮らす。#2「いつもくもの巣」
🇮🇪
「いつもくもの巣の話。」
アイルランドの天気はいろんな人が情報を提供してくれているので、くもさんの話をしようと思います。
私はホームステイをしています。
4LDKの一軒家にホストマザーと私のふたり暮らし。
なんだかよくわからないけど、そこかしこにできるくもさんの巣。
昨日はらったはずなのに翌日にはまた。
車のミラーにはってるなーと思ったら、車の中にもはってたり。
今日は雨の心配なさそうだし洗濯物外干しするぞーとゆうときは洗濯物干しにはりまくってる巣をはらうことからスタートしたり。
気にし出したらキリがないです。
そんなくもさん大国アイルランドですが、根っからのアイリッシュであるホストマザーはなんとくもさんが大の苦手。
大きめなくもさんが出没すると私の出番。
いちばん最初はなにをお願いされているのかよくわかりませんでしたが、マザー的対処法は「掃除機ですう」の1択。
なかなかの方法だな...と思いながらも郷に入ってはなんとやらということでマザーの代わりに撃退。(くもさんごめん。)
その日から私は「スパイダーバスター」となったのです。
5月6月7月は特に多く、たびたび出動。
掃除機を持ってホストマザーのもとへ向かい、私はくもさんをすう係、マザーは掃除機のスイッチを押す係。
そんなアイルランド生活。
海外で暮らす。#1「まゆげを描かなくなった話」
🇮🇪
まゆげを描かなくなった話。
日本にいるときからお化粧には無頓着でしたが、ここ2年くらい、私にしてはめずらしくまゆげだけは描き続けていました。
元々がうっすーーーい顔なのでまゆげをハッキリさせると少しだけキリッとした感じになると気づいたからです。
アイルランドにきてからも外に出る日は毎日描いていたのですが、3週間ほど前からやめました。
なんでか?
日本から持ってきたまゆげペンの減りが思った以上に早くて、このままだとなくなりそうだったから。
きっかけはそれです。
(なくなったらこっちで買えばいいのですが、使い慣れていないペンを買いたくない+根っからのけちんぼなので笑。)
描かなくなってから変わったことといえば、
・朝の準備の時間が短くなった。(少しだけ。)
・目を大胆にこすれるようになった。(まゆげごと。)
・机に突っ伏したい放題。(服とこすれても汚れない。)
なんと、いいことしかありません。
やめてみると、別に私がまゆげを描いていようが描いていまいが誰も気にしないのに、今までなんで描いていたんだろうとさえ思いました。
基本的にお化粧もおしゃれも、“見た目”に関係することはすべて自己満足の世界だと思っています。
私の場合、お化粧をすることにまったく興味はありませんが、気分や天気や雰囲気に合わせた服を選んで着るとテンションが上がります。
そしてこれは“ひとからどうみられるか”が大切なわけではなくて、“自分が満足するかどうか”が大切なわけで。
したいひとはすればいいし、したくないひとはしなくていい。
日本を飛び出してみると小さな“気づき”がたくさんあります。
“人目を気にして周りと合わせる”風潮の強い日本。
固定観念という名のへんちくりんな縛りなく、お化粧やオシャレだけでなく、髪色やタトゥー、体型や性別など関係なく、もっと自由にバラエティ豊かに楽しめる世の中になるといいなぁと思う今日この頃です。
そして日本からこっちにきて“気づき”がたくさんあったように、また日本に帰ったとき、きっとさらなる新たな“気づき”があるんだろうなぁと思うと今から楽しみです。
まゆげを描かなくなった話。
皆さんも毎日やっていることをなにかひとつやめてみたら小さな発見があるかもしれません。
※長いのに疲れたから短くするつもりだったのに...結局あまり変わらなかったです。(私の文章能力なんてそんなもん。)短くまとめられるチカラをつけられるよう頑張ります。
思いたって海外にきてみた。#4「おばちゃん、ついにアイルランドに降りたつ。」
“おばちゃん、ついにアイルランドに降りたつ。”
いよいよ出発当日。
預け荷物を25kgにおさめるため、下は着圧スパッツ、レギンス、ジーパン。
上は半袖、長袖、シャツ、ウインドブレーカー。
頭にはキャップ。
背中にはリュック。
手にはモコモコのアウターと電子機器の入ったPCケース。
反対の手にはどでかい真っ赤なスーツケース。
4月中旬にしてこの状況は凄まじくおかしなヤツ。
母が毎朝妹を駅まで車で送っていくので、その車に便乗して駅まで向かいます。
「じゃあ気をつけて。」の母のひと言で一瞬ちょびっと泣きそうになるも、荷物の多さと重さによりすぐに引っ込み、予定どおり朝6:30過ぎの電車で空港へ。(妹からは「じゃ、いってらっしゃーい。」とちょっとそこまでのテンションでバイバイ。)
意外と乗客が多く、体積のデカさに申し訳なくなりながらようやく空港に到着。
第1関門、「預け荷物は25kgにおさまるか。」
ドキドキしながらチェックイン。
重さはというと...
25.2kg。
超過の金額は取られず無事に預けることができました。
ほっ。
またダブリン空港で会おうね、と願いを込め送り出しました。
第2関門、「手荷物検査。」
一応制限は7kg。
原則ひとり1つまでだけどシンガポール航空のHPを何度も確認し、PCケースならば別で持ち込んでもOKとのこと。(PCケースのような例外もいくつかあったので気になる方は一度シンガポール航空のHPをみてみてください。)
その記載を信じて別で用意しました。
果たして結果は...
はい、何事もなく無事通過。
荷物の重さや大きさを測られている様子もありませんでした。
あとは搭乗を待つのみです。
ここから18時間越えのトランジット。
出国することも考えましたが、夕方着だったためホテル代ももったいないし、前日から生理になってしまって動き回るのがなかなか辛い状態だったため大人しく空港に居座ることにしました。
さてさて寝心地のよさそうな椅子を探しに行くかー、とターミナル2から3へ移動。
ターミナル間の移動は空港内を走っているトラム。
5分ほど乗車します。
そのトラムの中ではたと気づきます。
「あれ?PCケース持ってない。」
はい、事件発生。
トラムを待っているときに座っていたベンチに置きっぱなしにしてきてしまいました。
中には買ったばかりのMacBook Airとi-Pad。
動作確認や設定をしただけのほとんど未使用の状態。
こりゃやばい。
片道5分ほどの乗車なので座っていたベンチに戻るまでにかかった時間は往復で10分ちょっと。
お願いだからそのままの状態で置いてあってくれと心臓バクバクの10分でした。
元いたターミナルに着き、急いでベンチに向かいます。
ですよねー。そりゃなくなりますよねー。apple製品2点セットですもんねー。
願い届かずなくなっていました。
アイルランドに着いてからYoutubeとかblogとか新しいことを始めるためにたくさん使う予定でワクワクしながら買ったのに。
自分で自分の不甲斐なさに呆れてしまいました。
一応やれることはやろうと近くにいた空港スタッフの方に状況報告。
「私では対応でき兼ねますので、インフォメーションに行って改めて状況を伝えてください。」と。
まだ現地にも着いていないのにもはや絶望。
とりあえずインフォメーションにとぼとぼと向かいます。
はぁ、2台で10万ちょっと。
痛い出費だし、何より幸先が悪すぎる。(全部自分のせい。)
教えてもらったインフォメーションに着くと2、3人の列ができていました。
...ん?
見覚えのあるバックを持っていちばん後ろに並んでいる白人男性。
神様かーーー!!!
なんと私のPCバックをインフォメーションに届けにきてくれていました。
駆け寄ってカタコトの英語で声をかけます。
するとナイスガイは、
「持ち主が見つかってよかったよー!開けたらラップトップが入っているからびっくりしちゃって!!」
なんていいひとなんだ...。
お礼をしたいと申し出ると、
「そんな気の気にしなくていいよ!いやーよかったねー!」と。
...天使か。もう涙出ました。
天使「あ、そうそう、僕、ターミナル1に行きたいんだけど行き方知ってる?」
ポンコツな私「...ごめん、知らない...涙。」
ポンコツなうえに何も返せなくてごめんなさいと気持ちを込めながら全力でありがとうと伝えバイバイしました。
まったく気が回らなくて気の利いたことは何ひとつできず名前さえも聞けませんでしたが、世界のどこかで元気に生きているであろう彼にびっくりするくらいの幸運が訪れますように。
ナイスガイ、本当に本当にありがとう。
このあと無事に寝心地のよさそうな椅子を見つけ、忘れ物がないよう細心の注意を払いながら寝続け。
フランクフルトまでの飛行機に乗り。
フランクフルトで3時間のトランジットを乗り越え。
ようやくダブリンへ。
さすがの私もへとへとです。
そして最終関門、「預け荷物の行方。」
ロスバゲしてたらどうしようと不安になりながらひとつひとつ流れてくる荷物を目で追います。
そして感動の再会。
一際派手な真っ赤のスーツケースが。
日本から持ってきたすべての荷物とともに無事アイルランドに到着することができました。
ほっとひと安心。
私のステイ先はダブリンから少し離れた場所なのですが、受け入れてもらえるのが日曜日からなので、数日間ダブリンのドミトリーにステイすることにしていました。
次回、大荷物を持ってダブリン空港から市内へと移動します。
ですが、自己満足の長文を書くのに疲れてしまったので、ちょこちょこ小話を挟んでいくことにします。
思いたって海外にきてみた。#3「なぜ英語も嫌いなのにこの歳で語学留学をしようと思ったのか3」
“なぜ英語も嫌いなのにこの歳で語学留学をしようと思ったのか3”
「明日の夜には返信があるかと思います。」
といわれた“明日”から2日が経ち、いよいよ不安が募ってきた私。
3日経っても返信がこなかったら問い合わせてみようと思っていた矢先、エージェントさんから連絡が。
ドキドキしながら確認すると、
「無事お申し込みが通りました。」
と。
ようやくスタート地点にたてた瞬間でした。(ちなみに学校6ヶ月+ホリデー2ヶ月の計8ヶ月アイルランドに滞在し、その後1〜2ヶ月ほど旅して帰国する予定。)
とはいえ、このとき2月2日。
学校のスタートは4月17日に設定していました。
出発まで残り2ヶ月。
ここから英語への苦手意識よりも“やりたい”気持ちがまさった“海外で暮らす”ことを実現するため、怒涛の準備が始まります。
まずは航空券。
直前ということもあって高いのか安いのかさえ分からず、時間もないのでとりあえずこの時点で最安値の航空券を購入。
ただし預け荷物の“スルーバゲージ”だけは外せない条件として探しました。
皆さんご存知だとは思いますがskyscannerで。
(ここで値段を調べて、航空会社からの直接予約とどちらが安いかを比較し購入しています。)
久々の海外ということもありいろいろと不安だったので、念のため手荷物遅延補償もつけて87,560円でした。
中部国際空港発。
シンガポールとフランクフルトで乗継ぎは2回。
シンガポールではなんと脅威のトランジット18時間越え!(さすがの私もこんなに長いのは初めてです。)
荷物は機内持込み(7kg)と預け入れ(25kg)がそれぞれ1つまで無料。
これであとに引けなくなりました。(引くつもりもありませんでしたが。)
次に英語の勉強。
かわいい2人に感化されていろいろやってはみたものの、やはり好きではない英語ということもあり続かず&身が入らず。
やっておいたほうがいいのは重々承知。
でもできないー。
ということでとりあえず「60日で身につく」「おすすめ!」とネットに書いてあった単語帳を買ってそれだけをやってみることにしました。
そして最大の敵、荷物。
1年弱となるとなにを持っていけばいいんだ?
アイルランドって寒そうだけど実際どうなの?
日本から日用品持っていったほうが安心?
そもそも25kgってどんなもん?
液体物の制限って預け荷物にもあるんだっけ?
...?
すべてにおいて知識ゼロスタートだったので、とりあえず経験者の方の動画や情報を参考にさせてもらいながら、必要そうなものをざっくり集めるだけ集めてみて。
私が持っているいちばん大きなスーツケースに詰めてみて。
年1の健康診断でしか体重を測らない私が体重計に乗ってみて。
荷物を持って乗ったときの体重との差を計算してみたところ。
32kg。
...おいおい、7kgも超えとるがな。
まだ追加で入れるものあるのに。
荷物とのさらなる戦いのゴングが鳴った瞬間でした。
※実際に4ヶ月アイルランドで暮らしてみて、持ってきたものの量が適切だったかどうか、あったほうがいい・なくてもいいものがはっきりしてきましたので、また改めて詳しく記録しますね。(ようやく留学を検討しているひとにとって有益そうな情報のにおいが。)
荷物もなんとかまとまり、いよいよ出発。
次回、いよいよアイルランドに到着します。
もちろん道中いろいろ起こります。
よく辿り着けたものだと今でも思います。
ではまた明日。
思いたって海外にきてみた。#2「なぜ英語も嫌いなのにこの歳で語学留学をしようと思ったのか2」
“なぜ英語も嫌いなのにこの歳で語学留学をしようと思ったのか2”
悩むことが苦手な私に突じょとして訪れた“もやもや期”。
一体なにが起きたのかというと、「ん?ちょっと待てよ?海外に長期で滞在するにもいろんなパターンがあるぞ?」と思い始めてしまったのです。
実はこの頃、同じタイミングで海外に目を向けている同年代2人のとってもかわいい女の子と奇跡的に知り合い、意気投合。
月に1回、情報交換をしたり近況報告をしたりしながら有意義な時間を過ごし、めちゃくちゃいい刺激をもらっていました。
そしていろんな新しい情報をシェアしてもらうことで語学留学1本しかなかった可能性が私の中で複数に広がっていきます。
頭に思い浮かんだのは3パターン。
1.オーストラリア/カナダ/アイルランドのいずれかに長期で語学留学する。
2.フィリピンに3ヶ月語学留学したのち、デンマークのフォルケホイスコーレへ。
3.日本で英語を学んでから世界旅行へ出かける。
もともとは候補1.だけで考えていた私。
デンマークのフォルケホイスコーレというなんとも魅力的な情報をもらい、アートやデザインが好きな私としては興味津々。
英語力ゼロでは無理だよとエージェントさんから情報をもらい、それならばフィリピンで安価に短期集中で英語を少し身につけてから行くのはどうだろうかと候補2.が生まれ。
だったらフィリピンじゃなくても日本で英語勉強すればいいのでは?そのあとはいっそひとつの国だけじゃなくて行きたい国をゆっくり巡ればいいじゃんと候補3.まで生まれてしまいました。
たくさんの有益な情報をもらって欲張りになってしまった結果。
なにがいちばんいいのだろうともやもやもやもや。
さらに、自分の目標に向かって着々と進んでいくかわいくも頼もしい2人を見ていたら、自分の考えが甘っちょろく思えてしまってどんどん泥沼に。
せっかく前向きに決断をしたにも関わらず、なぜだか気分は沈むばかりでした。
でもここでようやく34歳のおばちゃんは気づきます。
ひとと比べるから苦しくなるのだ。と。
私はどうしたい?
と素直に自分と向き合うだけでいいんじゃん。
簡単じゃん。
ようやくスタートに戻ってきました。
シンプルに。
海外で暮らしたい。
もちろん英語を話せるようになりたい気持ちもあるけれど、いちばんの目的は「海外に住むこと」だったとようやく思い出します。
ということでようやく候補1.に決定。
お次は、オーストラリア?カナダ?アイルランド?
どのエージェントさんからも初心者ならオーストラリアがいいよと勧められました。
ただ、せっかく長期で滞在するなら旅行も楽しみたい。
いろんな国を旅するなら?
自ずとアイルランドを選んでいました。
アイルランドは6ヶ月以上の語学留学であれば2ヶ月のホリデーを取ることができ、6ヶ月の留学であれば合計8ヶ月学生ビザで滞在することができます。
しかも週に20時間、ホリデー期間は40時間の労働が認められていて学校に通いながらアルバイトをすることも可能です。(記憶が定かではありませんが他の国でも同じ条件の留学先があったと思います。)
ようやく私の中で納得できる方向が定まり、意気揚々とエージェントさんに連絡。
これであとは準備するだけだー。
と、
ホッとしたのも束の間。
「希望の語学学校に申し込みの連絡をしたところ、現時点でかなりの申し込みが入っており微妙なところなので、改めて人数を確認して受け入れ可能か連絡をするとのことでした。時差があるためおそらく明日の夜には返信があるかと思います。」
うおー。ようやく光が見えてきたのにマジかー。
どうなる。私の海外生活。
続きます。