思いたって海外にきてみた。#7「語学学校初日。」
“語学学校初日。”
語学学校によって少しずつ違いがあるようですが、私の通う語学学校はこんな感じ。
・Mon. to Fri.
・9:00am to 1:00pm(9:15amまでは出席カウントされる)
・途中11:00amから20分休憩(Fri.だけ10:00amから10分休憩もあり)
・bank holidayは休み
・学生ビザの場合85%出席が必要
基本月から金まで授業がありますが、希望すれば自由にday offをつくれるようです。(こっちにきてから知った)
なので月を休みにして火〜金のひと、金を休みにして月〜木のひと、水を休みにして月火木金のひと、木金休みで月〜水のひとなどみんなさまざまなスタイルで通っています。
私も知っていたら月休みにしていたと思います。
旅も行きやすいし。ちぇ。
さてさて語学学校初日。
クラスを決めるテストを受けるため8:30amに学校到着。(このテストは日本にいる間に受ける学校もあるようです。むしろそちらのほうが主流なのかも。)
ちなみにステイ先から学校までは徒歩10分と情報をもらっていたのですがどんなに頑張っても20分はかかるので、アイリッシュの足の長さ恐るべしだと感じました。
センター試験以来の英語のテスト。
よくわからないままとりあえず回答。
そのあとはゆるいスピーキングのテストがあり終了。(途中なぜか歌わされました。)
結果は下から2番めのA2クラス。
この私の英語力、いちばん下のクラスじゃなくていいのかなと思いつつ、人並みに緊張しながら教室へ向かいました。
席は自由席。(といいつつ誰がどこに座るかは暗黙の了解があるようでした。)
このときクラスは13人。(確か)
ブラジル4/日本3/コスタリカ2/トルコ1/ルーマニア1/マレーシア1/ボリビア1。(確か)
思ったよりも日本人がいてびっくり。
ちなみに、毎週月曜日に誰かしら新しい生徒さんがやってきて、毎週金曜日に誰かしらが卒業していき、在学生のムーブアップもあるのでクラスのメンバーはコロコロ変わります。
先生は明るく陽気なカナダ人。
さらりと自己紹介だけしてすぐに授業がスタート。
先生の名前もクラスメイトの名前も定かではなく(耳馴染みがないので1回では絶対に覚えられない)、授業の進め方も謎。
そもそも主語、動詞、名詞、受け身、現在進行形などなどすべて日本語で習ってきた私。
Subject、Verb、Noun、Passive voice、present continuous...なんのことをいっているのかさえわからず思考停止。
とりあえず1週間は様子をみるだけにしようと大人しく人間観察をすることにしました。
20分休憩では食べものや飲みものを外に買いに行くひと、教室で持参したお昼ごはんを食べるひと、携帯をいじっているひと。
とっても静かな休憩時間。
携帯をいじっているひとに話しかけていいのかどうかもよくわからないし、なにか話そうと思っても英語の語彙力がなさすぎてうまく言葉が出てこないのでとりあえず私も静かにしていました。
授業が終わるとみんなサクッと帰宅。
なるほど、こんな感じね。
なんとなくの雰囲気をつかんで初日終了。
前情報の、学校に通っているだけでは英語力は伸びないというのはこうゆうことかと身をもって実感。
似たような毎日が続き、あっという間に1週間が経ちます。
偉いもので英語はわからないままですが「空気を読む力」だけはほかの国のひとよりも少し優れているので、わからないながらも授業はなんとなくこなしていけるようになります。
というのも授業はグラマーが多め。
はるか昔の記憶ですが、やっているとだんだん思い出してくるものでなんとかなります。
問題はスピーキングとリスニング。
ほかの国の方々は「もう英語学ばなくてもいいんじゃない?」というくらいスラスラ自分の意見を話せます。
そして海外の方々はめちゃくちゃ耳がいいのかウィスパーボイスでもなぜか会話できてるし、ガヤガヤうるさい中でも相手としっかり会話できていて信じられませんでした。
私にはなにも聞こえないよ。
ちなみに、聴力検査で異常があったことは一度もないです。
ただ、彼らはグラマーに弱いようで。
授業内容でグラマーに重点が置かれていることにも納得。
お仕事で英語を使おうと思ったら大事よね。
そしてさらなる問題が。
私は英語が話せない以前に、そもそも自分の意見をちゃんと持っておらず薄っぺらいことしかいえないことに気づきます。
好きな本や映画、自分の国のこと、SNSについてどう思うか...
さまざまなスピーキングのトピック。
私ってこんなにもいろんなことに興味を持っていなかったんだなと痛感。
英語を話すことよりも人間としてそっちのほうが問題かも。
ナチュラルにみんなのことをリスペクト。
そんな感じで過ごしているとあっという間に1ヶ月、2ヶ月と過ぎ去っていく。(そして今に至る。)